神戸 勝ってJ1連覇決める 勝てば自力V決定!大迫が武藤が集大成誓う 吉田監督「最後にやるのがサコ」
J1で首位に立つ神戸の吉田孝行監督(47)とFW大迫勇也(34)、武藤嘉紀(32)=が7日、勝てば2連覇の最終節・湘南戦(8日・ノエスタ)に向けたオンライン会見に出席し、自力優勝への決意を語った。勝ち点1差の2位広島、同3差で3位の町田との三つどもえ優勝争いを制するため、得点源の2人は集大成を誓った。
泣いても笑っても全てが決する最終節、見据えるのは勝利のみだ。大迫は「最後の試合で優勝もかかるが、やるべきことをワンプレー、ワンプレー重ねるだけ」と強調した。自身は10月6日・京都戦以来2カ月間、ゴールから遠ざかる。その間にケガによる欠場もあったが「いい状態になっているので、チームに貢献できれば」と話した。
昨年は22ゴールで、得点王とMVPに輝いたエースは今季11得点。それでも8アシストはJリーグ復帰後最多で、リーグでも3位と貢献度は高い。「自身のシュート数は減っていると感じるが、周りを使って得点を重ねているし、強くなるにあたってチーム全体的に素晴らしい仕事をしている」と底上げを実感している。
吉田監督も「最後にやるのがサコだと思うし、心配していない」とエースの状態に太鼓判。「ホームのアドバンテージを借りてやるだけ。自分たちがやってきたことをしっかりやる」と、上位3チームで唯一、ホームで戦う有利さも強調した。
チーム最多12得点を挙げている武藤も「僕らに甘さは必要ない。勝ち切ることが大事。そういう練習もして、プレッシャーをかけてきた」と、引き分けた前節11月30日の柏戦後の調整に手応えをみせた。自身のコンディションについても「正直、今がベスト。最後は気持ち。妥協なくチームが一つになるように導ければ」と全力を誓った。