2連覇の神戸 武藤が号泣「すべてサッカーにささげた結果」今季13点目でV引き寄せる
「明治安田J1、神戸3-0湘南」(8日、ノエビアスタジアム神戸)
勝って自力で決める。神戸の執念が乗り移ったボールが、ゴールネットを何度も揺らした。
前半26分、DF酒井のパスにFW武藤がシュートを試みたが、ゴールポストに当たりゴール前にこぼれた。これをFW宮代が冷静に押し込み先制点を奪った。
同43分にはGK前川からのロングボールをFW大迫がつなぎ、MF佐々木が武藤へパス。そのまま武藤が決めた。前日「勝って、ホームで優勝を決められることが、僕たちの得た利点」と話していたチーム得点王が、今季13点目を挙げた。
終了のホイッスルを聞くと、武藤は号泣。インタビューでは「1戦1戦やってきた結果が今に繋がったので。悔しい思いをたくさんしたが、きょうまですべてサッカーにささげた結果がゴールなので本当にうれしい」とかみしめた。
天皇杯決勝に続く決勝弾の宮代も「誰でも決められるゴールだったので。でもうれしい」と笑わせ、「ヴィッセル最高!」と声を張り上げた。