バルセロナ、中東マネー1億ユーロ獲得でスペイン代表2選手登録が可能に
サッカースペイン1部リーグ、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が29日早朝にドバイから帰国。新たな収入源を得てチーム補強とクラブ財政の立て直しに手応えを得たという。バルセロナを中心に展開するスポーツ紙、エル・ムンド・デポルティボが伝えている。
報道によると、現在改修工事中のスポティファイ・カンプ・ノウ・スタジアムの一部VIP席を売却。これにより1億ユーロ(約164億5000円)の新たな収入源を確保し、懸案となっていたスペイン代表MFダニ・オルモとFWパウ・ビクトルのリーグ登録の延長が可能になるという。
両選手は現在登録されているものの、これは負傷離脱中のデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの負傷離脱を受けて今年31日までの暫定的な措置。事実27日にはクラブの経営状態が設定された条件を満たすものではないとして両選手の登録延長を求めるクラブの要求が認められていなかった。
バルセロナは近年現有戦力の減俸や資産売却などで期日ギリギリになって選手登録してきた経緯があり、今回もその流れを踏襲する形。ラポルタ会長としては次回会長選挙まで事実上残り1年となるところで自身の将来を賭けたせめぎ合いが続いていることになる。