広島がINAC神戸退け2連覇 WEリーグ公式戦最多記録を大幅更新の入場者2万人超え 吉田監督「本当にうれしい」
「WEリーグ・クラシエカップ・決勝、広島1-0神戸」(29日、国立競技場)
前回覇者の広島が、初優勝を狙ったINAC神戸に1-0で競り勝ち、2連覇を果たした。優勝賞金は1千万円。前半33分に日本代表MF上野真実のゴールで先制すると、後半は5バックに切り替えて神戸の反撃を振り切った。WEリーグ公式戦の最多記録を更新する2万1524人が入場した。
これまでの最多入場者記録だった1万2330人から大幅に更新。男女の高校サッカー選手権が開催されている中での記録達成に、広島の吉田監督は「ひょっとしたらお客さんがそんなに来てくれないんじゃないかという不安もあった。その中で優勝できて本当にうれしい」と喜んだ。WEリーグの野々村チェアは「次の一歩につながる」と観客数増加へ手応えを語った。