ビニシウス 一発退場で最長4試合出場停止も バレンシア戦で小競り合い、チームは処分撤回を訴えへ

 「スペイン1部リーグ、バレンシア1-2レアル・マドリード」(3日、バレンシア)

 レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウスが79分に退場処分を受け、最長4試合の出場停止処分を受ける可能性が浮上した。スペインのスポーツ紙、アスなどが伝えている。

 問題のシーンでビニシウスは、相手エリア内へ攻め込んだ後ピッチに倒れ込み、GKに左肩を小突かれた。これに対して同選手が反撃、両手で首から側頭部辺りを押したことでGKがピッチに倒れ込んだ。

 規定に照らし合わせ、ビニシウスの行動が“攻撃”と見なされれば最大で4試合の出場停止処分が課される。一方、ボールが止まった状態でプレー中ではなかった点が加味されれば2~3試合に減免されるとの見方もある。

 レアルは6日に国王杯、9日にスペインスーパーカップ準決勝のマジョルカ戦を控えており、ここまでは出場できない公算が大きい。4試合出場停止処分となれば、チームがスーパーカップ決勝に進んだ場合は同試合のほか19日のリーグ、ラスパルマス戦まで。9日の準決勝で敗退した場合は25日のバリャドリード戦までが対象となる。22日の欧州CL、ザルツブルク戦は出場停止の対象にならない。

 なおレアルは、ビニシウスへの退場処分は不当として処分撤回の訴えを起こすとしている。

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