全国高校サッカー選手権 死闘の決勝は90分で決着付かず4大会ぶりの延長戦突入 史上最多観客の国立はどよめき止まらず

 後半、前橋育英・オノノジュ慶吏、ゴール前で惜しくも届かず(撮影・金田祐二)
 後半、同点ゴールを決め喜ぶ前橋育英・柴野怪仁(撮影・金田祐二)
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 「全国高校サッカー選手権・決勝、前橋育英-流通経大柏」(13日、国立競技場)

 7大会前の決勝戦と同カードとなった一戦は前後半90分を終えて1-1と決着がつかず、延長戦に突入した。決勝戦での延長戦は20年度の第99大会以来4大会ぶり。また、同試合では歴代最多観客となる5万8347人が来場した。

 先制は17大会ぶり2度目の優勝を目指す流通経大柏(千葉)。前半12分、J2富山内定のMF亀田歩夢(3年)がゴール前でこぼれ球を拾うと、細かいタッチで相手をかわし右足で先制のネットを揺らした。

 流通経大柏を1-0で破って優勝した96回大会以来、7大会ぶり2度目の優勝を目指す前橋育英(群馬)。追う展開となったが31分、右サイドのクロスにMF柴野快仁(2年)が頭で合わせて同点に追いついた。

 その後は両校激しい攻防を繰り広げる。互いに負傷退場者が出るほどの死闘は90分で決着つかず。歓声とどよめきが繰り返される満員の国立競技場の戦いは、10分ハーフの延長戦に突入した。

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