ボルシアMG福田師王 ブンデス初得点 高卒で海渡り「きつい思いをしながらここまでやってきた」
「ドイツ1部リーグ、ウォルフスブルク5-1ボルシアMG」(14日、ウォルフスブルク)
ボルシアMGの福田師王がウォルフスブルク戦に後半25分から出場し、同44分にリーグ戦初ゴールを挙げた。板倉滉はフル出場。チームは1-5で敗れた。フライブルクの堂安律は1-4で敗れたアイントラハト・フランクフルト戦で前半37分に今季6点目を決め、フル出場した。
大器と期待されるボルシアMGの福田師王が初ゴールを決めた。2年前に神村学園高(鹿児島)からJリーグを経由せずに海を渡った20歳のFW。「きつい思いをしながらここまでやってきた」と喜びをかみしめた。
後半25分から今季2度目の出番を得ると、0-5と点差が開いた終盤もワンチャンスを狙っていた。後半44分の速攻。俊足を飛ばして中央を駆け上がり、スルーパスに抜け出した。「GKとの1対1は自信しかない。よく最後まで見て、落ち着いて決められた」と右足インサイドで捉え、GKの股間を抜いた。
トップチームには昨季デビューしたが、今季はベンチを温める試合が続いた。チームメートの日本代表DF板倉滉が何度も声をかけてくれた。「チャンスは来るから、絶対に諦めずに準備しておけ」。得点後は笑顔で駆け寄ってきた板倉と抱き合った。