明治安田Jリーグの開幕前イベントが10日、都内で行われ、マスコットを含めたJ1の20クラブの代表者が出席した。14日にC大阪との「大阪ダービー」で開幕戦(パナスタ)を迎えるG大阪は、神村学園高から加入したMF名和田我空(18)が新人で唯一の参加。同クラブの“出世番号”38番を背負う期待のルーキーは、開幕戦ゴールへ意気込むとともに、史上2人目となる高卒1年目での2桁得点を目標に掲げた。
新人らしからぬ自信と落ち着きぶりだ。各クラブの顔がステージに並ぶ中、デビュー前の18歳は堂々と開幕戦に向けた抱負を語った。「出場チャンスが来ると思っている。持ち味を出して、チームの得点に貢献したい」と、ゴール、アシストに意欲を示した。
高校サッカーの名門・神村学園高でエースとして活躍。23年のU-17アジア杯では得点王の活躍でMVPに輝いた実績を持つ黄金ルーキーだ。開幕戦の相手、C大阪のDF登里も「物おじしない。自信、勢いがすごくある」と警戒心を高める。
海外挑戦の選択肢もあったというが、技術・フィジカルの底上げを見据え、国内伝統クラブであるG大阪への入団を決意。「この選択を正解にしないといけない」と不退転の覚悟で臨んでいる。
与えられた背番号は38。かつて日本代表のMF堂安律、MF中村敬斗がルーキー時代に背負ってきた“出世番号”だ。重みを自覚し、海外でプレーする2人の背中を追いかけ、追い越す気概を見せる。「海外には18歳からトップ(クラス)で活躍している選手も多いので、自分も負けじと活躍したい」と意気込んだ。
1年目の目標は「2桁得点」。高卒新人の達成となれば、12点を挙げた94年のFW城彰二(市原)以来、2人目の偉業だ。「1年目っていう縛りにくくられないように、自分が脅威と思われる選手になりたい」。“怪物”のデビューから目が離せない。
◇名和田我空(なわた・がく)2006年7月29日、宮崎県出身。神村学園中から神村学園高に進学。23年には世代別日本代表としてU-17アジア杯優勝に貢献。5得点を挙げて大会MVPと得点王に輝いた。24年のインターハイは準優勝。同年12月にG大阪への加入が発表された。ポジションはFW、MFで2列目が主戦場。169センチ、63キロ。利き足は右。