サッカー元女子日本代表ＦＷで２０１１年女子Ｗ杯優勝メンバーの永里優季（３７）が３日、自身ＳＮＳなどで現役引退を発表した。公式サイトには「ありがとう」として「この度、プロサッカー選手永里優季としての章を閉じることにしました。何一つとして後悔はありません。最高のサッカー人生でした。『燃え尽きるまでやり切った』　このステージでプレーする気力を完全に使い果たしました」などと記した。

　神奈川県出身の永里は、中学３年で日テレ・ベレーザで日本女子サッカーリーグにデビュー。２００４年にアテネ五輪アジア予選のメンバーとして日本女子代表に初選出された。１０年にはドイツのポツダムに移籍し、その後は英国、米国、オーストラリアのクラブでプレーした。代表では１３２試合に出場し５８得点を挙げた。

　永里は自身のインスタグラムに日本代表や所属したクラブのユニホーム姿を集めた画像を投稿し英語で「ありがとう、フットボール　２００２－２０２５」と記した。

　昨季所属した米女子プロリーグＮＷＳＬのダッシュの公式Ｘ（旧ツイッター）は同日、「試合は君を恋しく思うだろう、ユウキ♥」と投稿しねぎらい。永里のインスタグラムにはフォロワーから「まさにレジェンド！長間お疲れ様でした」「ゆうき、おめでとう。あなたとプレーするのが大好きだった」「すばらしいキャリアだった」などと国内外のファン、選手からコメントが寄せられた。