W杯決定後初戦はスコアレスドロー 森保監督「勝ちたかった」始まった選手選考サバイバル 久保も無得点悔やむ「残念」
「W杯アジア最終予選、日本代表0-0サウジアラビア代表」(25日、埼玉スタジアム)
すでに8大会連続のW杯出場を決めているFIFAランク15位の日本は、同59位のサウジアラビアと対戦し、スコアレスドローに終わった。最終予選は6勝2分けで無敗をキープ。勝ち点を20に伸ばした。
試合後、森保監督は「選手たちが勝つことにチャレンジしてくれた。勝ちたかったが、(サポーターに)ゴールと勝利を届けたかった」と悔しそうに振り返りつつ「練習からオフザピッチのところも選手は緩まず、勝つ為にに準備してくれた。これから押し込んだ試合を、さらに圧力持って得点を奪えるようにさらに成長していかないといけない。所属チームで存在感を放って、レベルアップしてほしい。個々の成長がチームの成長に繋がる」と、期待を込めた。
先発出場した久保建英は「しっかり気の緩みみせずに、勝ち点3取りたかった。前半はほぼハーフコートゲームだった中で、点がとれず引き分けは残念」と悔やんだ。
20日のバーレーン戦で史上最速でW杯を決めた日本。優勝を目標に掲げる本大会に向けて選手選考のサバイバルが本格化する中、先発6人を入れ替えて臨んだ。
前半10分、MF田中の絶妙なスルーパスに抜けたFW前田がシュートを放ったが、右ポストに当たってゴールはならず。その後も日本がチャンスを作ったが、得点に結びつかず、前半は0-0で折り返した。
後半もきっ抗した状態が続く中、後半17分に伊東、堂安、同28分には旗手、古橋、同37分には南野を投入し、得点を狙ったが、C組2位争いを繰り広げる中東の雄の粘りに最後まで得点を奪えなかった。
W杯予選は残り2節。日本は6月5日に豪州戦(パース)、同10日にインドネシア戦(パナスタ)を残している。