川崎 奪首スルリ…勝てば首位浮上も悔しドロー 後半44分から2失点 長谷部監督「2-1で終わるゲームだった」
「明治安田J1、川崎3-3横浜M」(9日、Uvanceとどろきスタジアム)
あと数分でものにできた勝利がスルリと逃げた。1点リードの終盤に逆転を許し、土壇場で高井のゴールで追いつく意地は見せたがドロー決着。勝てば首位浮上の一戦だっただけに、長谷部監督は「2-1で終わるべきゲームだった。自分のミス」と肩を落とした。
7連戦の4戦目。過密日程のまっただ中で、前戦から先発9人を入れ替えて臨んだ。指揮官が「よくやってくれた」と評価したとおり、今季出場3試合目のMF大関が先制ゴール、同2試合目のDFアイダルが勝ち越し弾。代役の活躍が光った。 だが、センターバックのアイダルが後半43分に足を痛めて交代すると、その後立て続けに2失点。前節の町田戦では2人負傷交代し、この日のアップ中に先発予定だったFW宮城が負傷するなどケガ人が相次いでいる。厳しい台所事情に「このタイトスケジュールにやられた感は少しあります」と本音を吐露した指揮官。まだ連戦は続く。試合終了間際の同点弾でつかみとった勝ち点1をポジティブに捉え、前を向いていく。