J1神戸 千布社長がバルサ戦開催尽力の三木谷会長らに「すごく感謝」契約問題には「精査中」

 J1神戸は29日、神戸市北区の児童養護施設・天王谷学園を訪問。8月2日開催のクラブ30周年記念のレジェンズマッチ(ノエビアスタジアム神戸)に施設の子どもたちを招待するため、観戦チケットの贈呈式が行われた。

 神戸の千布勇気社長も出席。子どもたちの笑顔を見守り「私自身が児童養護施設に来たのは初めて。ストレートな言い方をしていいか分からないが、恵まれない子どもたちがしっかり施設で元気にやっていることは、自分も子を持つ親として胸が熱くなる。子どもたちが少しでも元気になれば」と話した。

 30周年のチャリティーマッチ第1弾であった27日のバルセロナ戦では、契約に問題が発生し、開催が危ぶまれた。スペイン紙の報道では興行主管のヤスダグループによる料金未払いがあったとされるが、社長はバルセロナ側から来日の中止が通告されるまで「(会長の)三木谷が言っていることと同じですけど、ファクトとして着金していなかったことは知らなかった。知らなかったというより、そのとき(報道で)知った」という。

 期限が迫る中、関係各所との交渉に動いた三木谷会長をはじめ、楽天グループや関係者には「すごく感謝していますし、彼らがいなかったら間違いなく実現できなかった」と感謝を述べた。

 ただ、事態が完全に収束したわけではない。契約問題の今後については「そもそもの事実確認として着金していなかったところはそうなんですけど、それ以外のところは精査中。恐らく事態が明らかになってから、ご報告する形かなと思います」と話した。

 中止騒動をひとまず乗り越え、30周年記念の集大成へ。レジェンズマッチへ「チャリティーマッチの最終本番。本当に一人でも多くの方に来ていただいて、希望や夢を与えられたら」と意気込みを語った。

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