Jリーグ 26年特別シーズンから登録枠上限撤廃に「各クラブの方針で多様な選手編成を行えるように」

 Jリーグは29日、秋春制移行前の2026年に半期で予定されている特別シーズンからプロ選手の登録枠に関する上限を設けないことを発表した。

 同日開催された理事会で決議されたもので、同決議の検討の背景には『現在、選手登録できるプロA選手は、第2種(ユース)登録選手も含めてクラブ全体で原則27名としている』『2026特別シーズンよりプロABC契約制度が撤廃されるため、「27名枠」に替わるルール設計が必要であった』『その中で、以下いずれかの方向性で検討を開始した。①現行ルールをベースとした上限設定②ACLと同様に21歳以下の選手枠を設定③上限を設けない』の三点があった。

 決議の理由としては「2026特別シーズンから始まる選手契約制度改定に伴う年俸下限の導入など、これまでよりも選手編成の制約が強まる中、過度なルール設定よりも、登録人数の上限を設けないことにより、各クラブの方針で多様な選手編成を行えるようにすることとした」としている。

 併せて特別シーズンのみ、現行のホームグロウン基準人数を継続することも発表した。

 ホームグロウン制度とは各クラブトップチームの当該シーズン初回登録ウインドーの終了日に、アカデミー出身選手などの第1種、第2種、第3種又は第4種チームに登録された期間の合計日数が990日以上であるホームグロウン選手をJ1は4人、J2、J3は2人の選手登録を義務づける制度。

 補足事項として『2026/27シーズンからのホームグロウン制度については、現在、検討を行っている』『本ルールは、これまでJFA 「プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則」に記載されていたが、Jリーグ独自のものであることから、来シーズンからはJリーグ規則(Jリーグ規約または試合実施要項等)へ移管する』の2点が挙げられた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス