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柿谷、大人になった!遅刻癖など以前の“異端児”ぶりを反省…

新体制発表でアウェー用の新ユニホームを着用して記念撮影に納まる柿谷(中央)=大阪市内のC大阪クラブハウス
 【2012年2月1日付デイリースポーツ紙面より】
 J1・C大阪は1月31日、大阪市内で新体制会見を行い、セルジオ・ソアレス新監督(45)や新加入9選手の入団とDF藤本康太(25)の新主将就任を発表。目玉はJ2徳島から復帰したMF柿谷曜一朗(22)。前在籍時は遅刻癖など素行が取りざたされた“異端児”がオトナになって帰ってきた。柿谷が同学年の清武と黄金の中盤を構成すれば、セレッソの初タイトルも見えてくる。

 柿谷がオトナになって帰ってきた。問題児と呼ばれた2年半前の面影はどこへ…。背筋をシャンと伸ばした復帰第一声にかつての危なっかしさはなかった。

 「こんにちは。柿谷曜一朗です。今年は社長も言うように、タイトルを目指して頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」。C大阪の下部組織で育ち、クラブ史上最年少の16歳でプロ契約。各年代で日本代表に選ばれ、エリート街道を歩んできた天才MFだが、前監督のレヴィー・クルピ監督から遅刻癖を指摘されるなど、社会人としての良識を欠く素行が問題視された。

 1学年上の香川(ドルトムント)の活躍の陰に隠れる形で09年に徳島に移籍。昨季はJ1昇格をあと一歩で逃したが、その悔しさが柿谷を成長させた。梶野強化部長は「人前で話すことがうまくなった。やんちゃが直ることがいいとか悪いではなく、(復帰の)時が来たんです」と秘蔵っ子の復帰を歓迎した。

 古巣復帰が決まった際、「クラブやサポーターの期待を裏切ってしまった3年前の行動や言動を振り返ると、申し訳ないことをしたと反省していました」とコメント。この日は「徳島で試合に出る喜び、チームとして勝つことの喜びを味わった。自分のことだけじゃなく、チームとしてタイトルを取ることに専念したい」と話した。改心した柿谷がエース清武らと黄金の中盤を構成すればセレッソの初タイトルはグンと近づく。

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