【２０１２年６月６日付デイリースポーツ紙面より】
　「Ｗ杯アジア最終予選、日本‐ヨルダン」（８日、埼玉）
　サッカーの日本代表ＭＦ香川が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに移籍することが５日、分かった。

　称賛も嫉妬（しっと）も隠さない。埼玉県内で練習に参加したＭＦ本田は、香川の移籍について「世界のトップレベルで、ビッグクラブでやるのにふさわしい選手。誇らしいと思う。ただ、ライバルとして、僕も（自分が）ビッグクラブにふさわしいと自覚しているから」と真顔で言った。

　先を超された、世界を代表するビッグクラブへの移籍。「個人的には次（ヨルダン戦）もいい形でサポートできればと思う」。そう誓ったのは香川を認め、勝利を誰よりも求めているからだ。

　先制点を挙げ、３‐０での快勝に貢献したオマーン戦の平均視聴率（関東地区）は３０％を超えたが「３人に１人しか見ていないなら少ないという感覚。結果を出し続けたい」。ヨルダン戦でのヒーローは譲らない。