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香川は不満…本田との共存微調整が必要「チャンスメークをする選手じゃない」

 前半、シュートする香川(撮影・出月俊成)
 【2012年6月4日付デイリースポーツ紙面より】
 「W杯アジア最終予選、日本3-0オマーン」(3日、埼玉)
 完勝にも、悔しさをにじませた。日本代表FW香川は前田のゴールをアシストしたものの、自身はノーゴール。攻撃陣で1人、得点を奪えず、「3人がしっかり点を残しましたから。悔しいのはある。次の試合で修正しないといけないのかなと思います」と猛省した。

 前田へのアシストは後半6分。左45度から狙い通りに相手守備陣の裏へ浮き球を通したが、「チャンスメークをする選手じゃない。最後、もっと入っていかないといけない」と自分へのいら立ちを口にした。前半終了後には本田とポジションの修正について話し合い「難しさを感じていた」と、ダブルエースのお互いが生きるために微調整が必要なことを明かした。

 試合前日は「プレッシャーの中、大事な場面で得点できる選手になりたい」と自分に言い聞かせていた。W杯最終予選ではまだゴールを決めたことがない。「僕はこういう試合で結果を残したいですし、シュートを打たないと始まらない」。完勝ムードに沸くザックジャパンで、香川はさらなる高みを目指す。

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