伊野波移籍も 神戸と契約交渉臨むも…
【2012年12月6日デイリースポーツより】
来季J2に降格する神戸の日本代表DF伊野波雅彦(27)が退団する可能性が出てきた。5日、神戸市内で契約交渉に臨んだ伊野波は来季について「話せることは何もない。時間はかかると思う」とだけ述べ、足早に立ち去った。
関係者によると、交渉の席上、伊野波からJ2降格について「申し訳ない」と謝罪はあったが、「『来季もここでやります』という言葉はひと言もなかった」といい、残留は不透明な状況だ。
伊野波は昨年7月にクロアチアの名門、ハイデュク・スプリトに入団したが、クラブの給与未払い問題などで契約を解除。今年2月、神戸に完全移籍した。今季は主にセンターバック、ボランチとしてリーグ戦29試合に出場した。
神戸は伊野波と複数年契約を結んでおり、移籍には違約金が発生する。関係者によると「他クラブからのオファーはまだない」という。日本代表DFが流出すれば1年でのJ1復帰を至上命題とする神戸にとって痛手は計り知れない。