ザックの言いなりじゃダメ!臨機応変に
「W杯アジア最終予選、日本2‐1カナダ」(22日、ドーハ)
ザッケローニ監督の言いなりになっているだけでは勝てない!選手たちはカナダ戦をそれぞれの視点で反省した。
セカンドボールをカナダに拾われ続けたことについて、DF内田は「コンパクトじゃないと(拾いに)いけないんじゃないかな。もう少し前が下がってくれないと」と指摘した。ザック監督が攻撃陣に出した「お互いの距離を保つ」ことを従順に守っていては、互いのフォローにいけず苦戦する可能性は高まる。
ロングパスを多用したカナダのような攻め方を、ヨルダンも採用する可能性は高い。DF吉田は「サイドチェンジをされた時に縦を切って遅らせるのか、中を切るのか、判断しなければ」と自己判断の重要性を訴えた。
香川も「乾が中に入って起点をつくれるようになった」と現場の判断で状況が改善したと振り返る。監督の戦術は尊重しつつ、試合が始まれば、選手自身が微調整する必要がある。日本のFIFAランクは26位。68位でブラジルW杯予選もすでに敗退しているカナダとの苦戦が、結果的に日本イレブンにカツを入れた。