ブンデス仲間 内田が明かす岡崎の悩み
サッカー日本代表のDF内田篤人(シャルケ)が22日に行われたカナダ戦(2‐1で日本の勝利)後に、先制ゴールを決めた岡崎慎司(シュツットガルト)の胸中を代弁した。
同じドイツでプレーする者同士、試合以外でも親交がある。3試合連続ゴール、通算32得点と日本代表では好調な岡崎だが、ドイツではリーグ戦で18試合出場で1得点と持ち味の得点力を発揮できずにいる。
内田は言う。「なんで代表で点を取って、クラブで点を取らないんだって言われてるみたい」。実際、シュツットガルトのラッバディア監督が「ユニホームの下に日本代表のユニホームを着たらどうだ」とからかったことがあると、現地紙の取材に応えている。
カナダ戦の得点は迷いのないプレーから生まれた。相手GKにクリアされたボールを拾うと、中に切れ込んでループシュートを放った。代表で得点を取れる秘訣を岡崎は「自分がいくんだという気持ち」と話す。「点を取っていないと、監督だったり、人の目だったりが気になる」とドイツでは肩身の狭い思いをすることもあるという。
内田は「それにしても点、取るよね。なんでだろうね。(ボールが来る)そこいいるっていうのもあるんだろうね。パス回しとかで普通にトラップミスするのに、裏抜けたときとかばっちり止めるもんね」とあきれたように報道陣に囲まれる岡崎を見て笑った。