香川は決意のスパイク!ここで決める
「W杯アジア最終予選、日本-オーストラリア」(4日、埼玉)
5大会連続5度目のW杯出場権をかけて、サッカー日本代表はアジア最終予選オーストラリア戦(4日・埼玉)に臨む。3日は決戦の舞台となる埼玉スタジアムで、冒頭15分間だけを公開する公式練習で最終調整を行った。
同じ失敗は繰り返さない。FW香川は「引き締まった感じ。ホームですし。相手も素晴らしいチームで、素晴らしい環境でできるので、それを楽しむ」と口元を引き締めた。1‐2で敗れ、がっくりとピッチ上でうずくまったヨルダン戦の悔しさは、決して忘れていない。
「精神的にタフになる必要がある」と自分に言い聞かせて、マンチェスター・ユナイテッドでのシーズン終盤と代表合宿を過ごした。「チーム一丸となって頑張るだけ。いい雰囲気だと思います」。個人としても、チームとしても、仕上がりに自信を持っている。
2009年6月に南アW杯出場を決めた敵地タシケントでのウズベキスタン戦は、ベンチにも入れずスタンドで観戦した。「僕はW杯は初めて。出ることじゃなく、活躍することを想像している」。自力でW杯出場を決められることに、気持ちを高ぶらせてきた。
オーストラリア戦で使用するスパイクには「2013・06・04」と日付を入れた。ここで決めるという決意表明かと問われた香川は、「もちろん」とほほ笑んだ。