ザック監督、教え子情報でイタリア丸裸

 サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)が、コンフェデレーションズカップの1次リーグ第2戦(20日)で対戦する母国のイタリア代表を丸裸にする。日本協会の関係者らによると、ザック監督に師事するイタリアの指導者、元選手ら「教え子」が情報収集役を担うなど独自の情報網を展開。打倒イタリアに向け、徹底解剖に着手した。

 ザック監督ら首脳陣は1次リーグで対戦するブラジル、イタリア、メキシコの情報分析に本格的に乗り出している。その中でも、特にイタリアに関してはザック監督、コーチ陣の強力な独自ルートで重要な機密情報を入手済み。情報源の1つが、指揮官に今も仕える教え子たちだという。

 「監督の“教え子”が動いている。何十人と。監督のサッカー観を知っている仲間からの情報となれば有益だし、生きてくると思う」とは、ザック監督に近い関係者の説明。

 さらに、日本協会側も通常通りの映像収集や戦力分析を行っており、日本協会の関係者は「イタリアに関しては、協会サイドのスカウティング情報と監督が持つ情報をミックスさせることになる」と語った。

 MFピルロ(ユベントス)、FWバロテリ(ACミラン)ら個々の長所、短所はもちろんだが、もう1つのキーポイントがある。教え子らから寄せられる最新情報の中で、ザック監督は友人関係にあるというプランデリ監督のゲーム戦略が勝敗のカギを握る重要点の一つと着目、分析しているという。

 「イタリアの特筆すべき点は中盤の強さ。スペインとイタリアがナンバーワンではないか」と展望を語っていた指揮官。「アズーリ」(イタリア代表の愛称)を知り尽くすザック監督が、虎視眈々(たんたん)とイタリア斬りを狙っている。

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