本田のミラン移籍は1月 交渉で合意に

 日本代表МF本田圭祐(27)=CSKAモスクワ=が、イタリア1部リーグ(セリエA)ACミラン側と来年1月に移籍することで合意した。12日付ガゼッタ・デロ・スポルトなどが報じた。本田サイドは今年12月のCSKAモスクワとの契約満了を待って、ミラン移籍へという方針に変更したもようだ。

 ガゼッタ紙によると11日午後、ミラノ市内のACミランの事務所で、本田の実兄で代理人の弘幸氏とミランのコンサルタント、ブロンゼッティ氏、ミラン副会長のガリアーニ氏らが交渉。今年12月にCSKAモスクワとの契約が切れることから、2014年1月に移籍し、17年までの4年契約で年俸250万ユーロ(3億2500万円)プラス報奨金の条件で合意したという。

 ガリアーニ副会長は「1月に本田が私たちのところへ来られることを願う。攻撃のポジションで7人の選手がいる。数の上でも質の上でも十分」とコメントした。また交渉にはミランのスポンサー戦略を担当している会社も参加し、本田についての話し合いも行われたという。

 本田側は当初、新しいシーズンを前にした今夏の移籍を希望していた。しかし、移籍料をめぐり、CSKAモスクワがミランに700万ユーロ(9億1000万円)を要求したのに対し、ACミランの予算は200ユーロ(2億6000万円)と大きな隔たりがあった。両クラブ間の交渉成立が難しい状況から本田側が譲歩し、移籍料が発生しなくなる12月の契約満了を待ってのACミラン移籍を選んだとみられる。

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