本田ミラン移籍結論出ず 伊で合意報道も
サッカー日本代表MF本田圭佑(27)=CSKAモスクワ=のイタリア1部リーグ(セリエA)ACミラン移籍に関して、仲介役を務める代理人のブロンゼッティ氏は22日、モスクワ市内で行われた交渉で同日での結論が出なかったことを明らかにした。本田は22日、ロシア・プレミアリーグのホーム、クリリヤ戦にフル出場。2‐1で勝ち、今季初白星に貢献した。
ブロンゼッティ氏はイタリア・ミラノ市内のACミラン事務所を訪問。同日、モスクワで行われた、CSKAモスクワのババエフGMと、本田の兄・弘幸氏、移籍コンサルタントを務めるデベッキ氏を交えた話し合いの内容をガリアーニCEOに伝えた。
ブロンゼッティ氏は、スポーツ専門テレビ局の取材に「CSKAは欧州チャンピオンズリーグのために、本田を12月まで引き留めたいと考えている」と話し、同日の交渉で結論が出なかったことを明らかにした。
イタリアでは本田とACミランが4年契約、年俸250万ユーロ(約3億3000万円)で合意したと伝えられている。年内でCSKAモスクワとの契約が切れるため、来年1月には移籍金なしで本田はACミラン入りできる。同氏は「ただ選手(本田)はそこにいたくない。このチャンスを失いたくないのだ」と、今夏の移籍を希望する本田側の意向を説明した。
ロシアのサイトによると、本田はクリリヤ戦後、移籍について「CSKAでは素晴らしい選手生活を過ごせた。でも、移籍をかなえたい」と語った。