柿谷3戦連発逃すも常連組との連係上々
「キリンチャレンジ杯、日本2‐4ウルグアイ」(14日、宮城ス)
史上初となる代表デビューから3戦連発を狙ったFW柿谷(C大阪)は、この日は不発に終わった。だが、1トップで先発し、本田ら常連組との連係は上々。代表生き残りへインパクトを残した。「負けてめっちゃ悔しかったけど、楽しかった」と、充実した表情で語った。
本田からの「迷わんでやれ」との助言のままに躍動した。前半33分には相手のボールを奪いヒールパスで岡崎へ。そのままゴール前に走り、スルーパスに抜け出した。シュートは防がれたが、大きな決定機をつくり上げた。後半19分の交代に「もっとやりたいと思った」と悔しがったが、この日の数少ない収穫だった。
ザッケローニ監督も「このまま成長を続けてほしい。そうすれば、代表に手を貸してくれる存在になる」と、今後も招集の可能性を示唆。遅れてきた天才が、ザックジャパンでの地位を固めつつある。