C大阪・柿谷、恩師の前で2戦連発!

 「J1、C大阪4‐1清水」(17日、金鳥スタ)

 C大阪は清水を4‐1で下した。日本代表FW柿谷曜一朗(23)、FWエジノの来日初となる1試合2ゴールなどで大量4点を挙げて完勝。勝ち点36で4位に浮上した。横浜Mが中村のゴールなどでFC東京に2‐0で快勝。3連勝で勝ち点を44とし、第7節以来の首位に浮上した。前節首位の広島は名古屋に後半終了間際に追い付かれて1‐1で引き分け、同43で2位に後退した。

 緩やかな放物線がゴールに吸い込まれた。2‐1の後半40分、ゴール前の密集地帯でボールを受けたFW柿谷は、右足でワントラップすると、ノーステップで左足を振り抜いた。「スペースがなかったけどイメージ通り。左足が痛かったから力が抜けたんじゃないですか」。前半終了間際、清水のDFヨンアピンに左膝を踏み付けられてピッチにうずくまった。その痛めた左足で勝負を決めた。

 この日はJ2徳島時代の監督だった美濃部直彦氏(現JFL長野パルセイロ監督)がテレビ解説のため訪れた。美濃部氏は「削られても落ち着いてやっていて、心にゆとりがあるようだ」と、かつての教え子の成長ぶりに目を細めた。過去に柿谷を放出したクルピ監督も「今季は安定していいプレーを続けている。この安定感が非常に大切」と信頼を口にした。

 日本代表のウルグアイ戦から中2日だったが「代表もあり、試合が続いているのでコンディションは上がっている。決め切る力をつけて、大事な1点を取れるようにしたい」と柿谷。チームを4位浮上に導いた桜のエースは、さらなる高みを見据えた。

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