柿谷、守備も任せろ!万能型FWになる
「日本代表合宿」(4日、大阪府内)
サッカー日本代表は4日、大阪府内で合宿3日目の練習を行った。FW柿谷曜一朗(23)=C大阪=はゴールだけではなく、アシストや守備でもチームに貢献することを誓った。グアテマラ戦(6日)が行われる長居で得点すれば、C大阪の選手としては02年のW杯チュニジア戦の森島寛晃以来になるが、個人的な思いは封印。「チームが強くなるために頑張る」と、何でもこなす万能型FWとしてアピールする。
得点力だけではないところも見せる。柿谷は「攻撃の選手だけど、守備でどれだけチームに貢献できるかは、監督も見てると思う」と、日本代表全体で課題となっている守備の面でもアピールすることを誓った。
C大阪の本拠地・長居での得点を目指さないはずがない。C大阪の選手として、尊敬する森島以来の得点は最高の栄誉だが「個人としてそういうことはあるかもしれないけど、代表でやるというのは、そういうことを意識してやるのとは違う」と自らを律した。
自分の得点にこだわらず、「アシストが必要なのか見極めたい」とも語る。守備も、味方を生かすパスもこなすことはザックジャパンの1トップの必須条件。W杯予選で定位置を確保していた前田(磐田)も献身的な守備を監督から高く評価されていた。
主力の岡崎は柿谷のことを「前を見た時に速いし、裏に出るのもうまい。真司や圭佑と合うと思う」と高く評価している。イレブンの信頼を勝ち取り、代表に定着するまであと少し。「日本が強くなるために頑張るだけ」と身を粉にする。