柿谷5戦連続不発 後半6分に交代
「国際親善試合、ベラルーシ1‐0日本」(15日、ジョジナ)
サッカー日本代表(国際サッカー連盟ランク42位)は、ブラジルW杯欧州予選での敗退が決まっているベラルーシ(同80位)に0‐1で敗れ、欧州遠征は2連敗に終わった。
期待の分だけ落胆も大きい。3試合連続でスタメン出場したFW柿谷はまたも無得点。代表戦5試合連続ノーゴールに終わった。
“らしさ”が見られなかった。前半13分、ボールコントロールを誤った相手DFからボールを奪うと、GKと1対1に。左足を振り抜いたがGKに阻まれた。普段なら難なく決めたはずのシュートが決まらない。
A代表デビューとなった7月の東アジア杯では3本のシュートで3得点。得点王に輝き類い希な決定力を見せつけたが、その後代表ではゴールから遠ざかっている。
ザッケローニ監督から2日連続で1トップの動きについてマンツーマン指導を受けた。「ストレスを感じてやっていても点は取れない」と話していたが、結果を求める焦りが、プレーに微妙な影響を及ぼしているのかもしれない。
11日のセルビア戦に続き、放ったシュートは1本だけ。後半6分にDF森重と交代でピッチを去った。またもザックジャパンの閉塞(へいそく)感を打ち破ることはできなかった。天才の苦悩は深い。