サッカー元日本代表でＪ１川崎のＦＷ大久保嘉人（３１）が２６日、現在のチームを辛口評価して代表入りをアピールした。Ｗ杯出場を逃したセルビア、ベラルーシに連敗した代表に、「見ていてもワクワクしない」と正直な心情を吐露。チームに思い切りがないことを特に気にかけた。

　「シュートを打たないものね。崩し切ってからじゃないと打たない。それじゃ海外では通じない」。パスを何本もつなぐより、相手が怖がるシュートを打つ重要性を指摘。「１本、ドンというのが入れば」と期待した。

　もちろん、自身についても「入りたいよ」と代表への情熱はあせていない。リーグ戦では現在、２２得点で得点ランク首位を独走中。待望論が高まる中で、「自分は結果を出すだけ。１試合１得点取ることを考えてます」と静かに語った。