長友躍動 ミラノダービー制圧

 「イタリアリーグ、インテル・ミラノ1-0ACミラン」(22日、ミラン)

 インテル・ミラノの長友佑都(27)は、ACミランとのダービーマッチに左MFでフル出場し、1‐0の勝利に貢献した。後半41分のパラシオの決勝点は、長友の右サイドへのパスから生まれた。

 こみ上げる笑みが長友の充実感を物語った。ACミランとの緊迫した戦いを制し、11月9日以来5試合ぶりの勝利。白星で2013年を締めくくり「感動したし、興奮する試合だった」と喜びがあふれた。

 前半は主導権を握られた。それでも「我慢していれば、必ず僕らの時間帯が来る。僕は確実に彼らより走れる。後半は僕の走力で勝負しよう」と冷静に戦況を見極めた。

 読み通り、インテル・ミラノは後半に攻撃的な選手を投入してペースを握り返し、長友も積極的に前線へ。後半41分、左サイドから長友が右に展開すると、折り返しをパラシオが軸足の後ろを通す技ありのシュートでネットを揺らした。

 後半37分にカンビアッソが退くと、キャプテンマークを託された。守備ラインから最前線まで、90分間休まずにカバーした長友の働きを、誰もが認めている証拠だろう。

 「伝統あるクラブで、しかもミラノダービーでキャプテンマークを巻けたのは、本当に誇りに感じる」と笑った小柄な背番号55が、歴史のある一戦で、大きな存在感を示した。

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