サッカー日本代表ＤＦ長友佑都（２７）＝インテル・ミラノ＝が２４日、リーグ戦の中断のため成田空港着の航空機で一時帰国した。本田圭佑（２７）がライバルのＡＣミランに移籍することが決まったことに「世界一を目指して僕たちはやっている。今までと同じく夢を目指してやる」と共闘する決意を語った。

　本田とは日本代表合宿でも一緒にランニングをしたり、筋力トレーニングをしたりと、お互いを意識し、高め合ってきた仲。「彼がミランの１０番になったとしても、今までの関係は変わらない」と、良き友、ライバルであることを強調した。

　Ｗ杯についても独自の対策を考えてある。午後１０時開始となった初戦のコートジボワール戦へ、「午前中は走りたい。筋肉の神経を起こしたり、よみがえらせたい」と調整法をイメージしている。春に左膝を負傷し、苦しんだ１３年を乗り越え、「来年は想像の向こう側に行けるんじゃないかな」と自信をつけた様子だった。