ＭＦ本田圭佑（２７）が所属するイタリア１部（セリエＡ）のＡＣミランがイングランド・プレミアリーグのチェルシーでプレーするガーナ人ＭＦエシエンの獲得を目指し、すでに正式オファーを出していることが２３日、明らかになった。ミランのガリアーニ副会長が同日、ミラノでエシエンの代理人と接触し、両者間では合意に達したという。

　ミランが提示した条件は今季終了までのレンタル移籍で、来季以降の買い取りオプション付き。チェルシーは完全移籍を望んでいるものの、チェルシーのアブラモビッチ会長はミランの条件を容認する意向だ。その考えが変わらなければ、近日中にも移籍が正式決定する。

　世界的ボランチだが、チェルシーでは現在控えのエシエン。ミランのセードルフ監督はＭＦデヨングとのダブルボランチによって中盤の守備力強化を図る。

　ダブルボランチが安定すれば、その前に位置する本田、ＭＦカカ、ＭＦロビーニョが攻撃にさらに注力できる。ＦＷバロテリを含むアタッカー４人にとっては、名だたるボランチの加入は強力な援軍となる。