本田よ香川よ我慢だ!ザックがエール

 サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)が3日、イタリアでのオフを終えて再来日した。母国の現地メディアから辛口評価にさらされているMF本田圭佑(27)=ACミラン=と、イングランドで定位置確保に苦しむMF香川真司(24)=マンチェスター・ユナイテッド=の2人について、今は我慢の時と説いた。

 現地メディアに「目立ったのは金髪だけ」と酷評された本田。出場機会を失った香川。欧州で奮闘する二枚看板への指揮官の信頼は揺るがなかった。「当然、我慢を強いられる時期はある。2人は世界のトップのクラブにいるわけですから、我慢は必要だと思います」と、長い目で見守る考えを示した。

 約1カ月半のオフの間、年末年始を家族とハワイで過ごし、残りを母国イタリアで静養した。休みといっても、欧州組を中心に日本代表選手の情報収集は行っており、試合もテレビ観戦していた。中でも、本田については一つの進化があることに気付いたという。

 元ブラジル代表MFカカらに使われる形で、相手守備の裏に飛び出るシーンを例に、「マークを外してゴールに向かう動きというのが、意識的に増えていると思う」とプラス評価。「自分もアドバイスしたが、実践してくれている」と満足げだった。

 香川についても「複数のポジションをこなせる。サイドも中央も同様にこなせる。きっと出場機会に恵まれると信じている」と復権を信じた。再び欧州に戻って選手視察に入る予定もある。直接アドバイスをする可能性もありそうだ。

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