ザック監督 W杯メンバーはサバイバル
サッカー日本代表・ザッケローニ監督は27日、ニュージーランド戦(3月5日、国立競技場)の代表メンバー発表の会見で、「W杯に行くメンバーは誰しも約束されていない」と明言した。「これまで以上にゲームの中で自分を高めてもらいたい」と、今回選ばれなかった選手にも目を向け続けると強調した。
昨夏のコンフェデ杯以降、DF森重、MF山口、FW柿谷、大迫が日本代表に定着しつつある。ただ、こうした選手も安泰ではなく「それ以上に伸びしろのある選手だと思っていますので、現状に満足せず、おのおのを高めてほしい」と、さらなる成長に期待した。
FW工藤が昨年9月以来となる復帰を果たし、わずかではあるが競争の余地は残されている。指揮官は今回の選考を「昨年末のシリーズからの延長」と表現しており、本格的なサバイバルはこれから。「暑さ対策、長い移動距離の問題もある。そういったものに耐えうる本物のアスリートがW杯に行くべきと考えています」と、ハイレベルな競争を求めた。