ザック監督キプロスに苦戦も「想定内」

 「国際親善試合、日本1‐0キプロス」(27日、埼玉)

 ザッケローニ監督が本大会での武器に「スピード」を掲げた。「隠すことなく話すと、個のクオリティー、スピードに乗った技術を前面に押し出したいと思う」と宣言した。

 “仮想ギリシャ”のキプロスに1‐0に終わったが、本田に限らず体の重い選手が多かったことは「想定内」と問題視せず。「今日は頭のキレ(判断力)を見たかった。今後(スピードは)上げていきたい」とタンパ近郊でのキャンプで磨きをかけていくつもりだ。

 復帰した内田、長谷部、吉田を試せたことには「非常に満足」と前向き。負傷による長友の交代以外は「プログラム通り」だったと明かした。試合後には出場のなかった選手に練習を課し、ムラのないコンディションづくりにも腐心。28日のオフを経て、29日に直前合宿地の米国・タンパ近郊へ旅立つ。

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