ザック監督、初日練習前に手綱締めた 

 「日本代表・W杯直前合宿」(30日、米フロリダ州・クリアウオーター)

 アルベルト・ザッケローニ監督(61)が、初日の練習前に手綱を引き締めた。昼間のミーティングで、5月27日のキプロス戦(埼スタ)で数回ピンチがあったことを指摘し、「リスクは最小限に抑えるように守備のバランス、自陣内での横パスは気をつけよう」と指示を出した。

 シュートは日本の18本に対し、キプロスが2本。ボール支配率でも63%対37%と圧倒していたが、指揮官は慎重だった。前半35分から受けた波状攻撃や、香川が裏を取られた後半40分など、確かに危ないシーンはあった。

 同席した原専務理事によると約15分間と短かったが、指示は具体的だったという。「守備の時はこうとか、相手の陣内でボールを動かす、数的優位をつくるなどの確認です」と振り返った。

 ピッチ外のケアもザック監督は繊細だ。クリアウオーターの宿舎はリゾートビーチの中心地にあるが、監督の「選手がリラックスするために散歩をしやすいように」という要望を受けたもの。初戦へ油断なくチームを仕上げていく。

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