34歳遠藤 ゴン超え年長記録ゴ~ル
「強化試合、日本3-1コスタリカ」(2日、タンパ)
百戦錬磨の男は、自身の同点弾にも逆転勝利にも冷静だった。
後半開始からピッチに立ったMF遠藤保仁(G大阪)は、運動量が落ちた中米の雄に襲いかかった。「途中交代だから、より前に行った」と積極的に前線に顔を出すと、後半15分、MF本田の低く速いクロスを正確なキックでとらえて同点弾。34歳125日でのゴールはFW中山(磐田)超えとなるAマッチ歴代3位の年長記録で、反撃ののろしとなる一発だったが「フリーでしたしね」と、淡々と振り返る。
同点とした後も前線に鋭い縦パスを入れて攻撃を活性化させたが「相手もバテていたので、自然とスペースができていた。特別、自分の中では何かしたわけではない」と、サラリ。3度目のW杯を目前に控えても、どこまでも自然体だ。
もちろん修正点も見据える。「細かいところまで目を光らせ、課題を一つ一つ修正しないと。結果を出しながら本番に向かい、自信を深めていければ」。静かな口調が頼もしい。