岡崎、攻撃サッカーをシンジ抜く!
「ブラジルW杯・C組、日本-ギリシャ」(19日、ナタル)
サッカー日本代表FW岡崎慎司(28)=マインツ=が17日(日本時間18日)、1次リーグC組第2戦・ギリシャ戦で“攻めダルマ”になる。拠点のイトゥでの最後の練習後、1点を守りきろうと受け身に回り、1‐2で逆転負けした初戦のコートジボワール戦を反省。勝ち点3を狙うギリシャ戦に向けて「攻撃的なサッカーを仕掛ける」と意気込んだ。
心も体も、攻めて攻めて攻めまくる‐。選手たちが「自分たちのサッカーができなかった」と口をそろえたコートジボワール戦。1次リーグ突破への命運を握るギリシャ戦へ、岡崎が出した結論はシンプルだった。
「より(自分たちの攻撃サッカーをやるという)覚悟ができた。攻め抜いて(W杯で)結果を取りにいこうと、やってきたので。どんな状況になっても、自分たちが折れずに攻撃的なサッカーを仕掛ける。攻撃でも守備でも」
攻め抜く覚悟は揺らがない。ザックジャパン立ち上げ時から代表の中核を担う岡崎にとって、コートジボワール戦は反省する試合になった。先制点を取ったからこそ「すごく勝ちたくて、守り抜いても勝ちたいと。そういうのは(今まで)なかった。あんなに守備を考えたのは」と、微妙な心理状態に陥る一戦となった。
互いに勝利が求められるギリシャ戦。攻撃的にいくことは当然だが、スコアにかかわらず、守りに入ることはしない。「相手を走らせたら勝ち。特に、このブラジルの暑さだとね。(第1戦で)走らされた自分たちは知っている」。果敢な攻撃を続けて相手を消耗させれば、守備も安定するというのが岡崎の考えだ。
「先制点を取ったとしても、試合中には『まだ取りにいくぞ!!』と言いたい。得失点差は考えていないが、(スコアにかかわらず)点を取りにいけば勝てる」。1点が欲しい時も、1点を守りたい時も、とにかく前へ。攻めて攻めて、日本は歓喜をつかむ。