香川、運命シンジて!「絶対勝てる」
「ブラジルW杯・C組、日本-コロンビア」(24日、クイアバ)
FW香川真司(25)=マンチェスター・ユナイテッド=は、24日(日本時間25日)の1次リーグ最終戦のコロンビア戦にすべてをかける。奇跡の決勝トーナメント進出のためには、南米屈指の強豪からの勝利が絶対条件。香川は20日、「絶対に勝てると思っている。あとは運命が決めること」と語った。まずは持っている力をすべて出し切る。
自分に言い聞かせているようだった。「こういう舞台で良いプレーをした上で1点を取ることや、勝ちきることの難しさ。これがW杯。ただ、(突破の)可能性が3試合目にあるのでね。諦めてはいけない。そしてブレてはいけない」。痛恨の引き分けから一夜。香川は前を向いた。
もうやるしかない。ギリシャ戦は、負傷や休養目的を除けばザック体制下で初のベンチスタート。途中出場もゴールを生み出せず「最後(ゴール前)のところで自分たちの崩しの質を共有できないと、僕たちのサッカーじゃない。そこの共有、イメージがあと一歩のところでなかった」と課題を振り返る。
チーム、個人の両輪で反攻を期すコロンビア戦。「絶対試合に勝ちたい。そのために一人一人の強いメンタリティーが次の試合で必要になってくる。僕はそのメンタリティーを持って試合に挑んで、チームが勝てるように、勝たせるようにやるだけ」と意欲を語る。
コロンビアに勝利をした上で、同時開催の他会場の結果で運命が決まる。W杯開幕前に描いた目標とは大きく異なる他力本願の状況だが「僕たちにとっては、どの試合とかではなく、この試合。自分たちで勝ちに行って、あとは運命が決めること」。人事を尽くして天命を待つ。今は、それしか道はない。