「ブラジルＷ杯・Ｃ組、日本-コロンビア」（２４日、クイアバ）

　気合で奇跡を呼び込む‐。守護神ＧＫ川島永嗣（３１）＝スタンダール＝は２０日、真剣な表情で訴えた。「奇跡を信じない人の所には奇跡は起きない。自分たちがどれだけ強い気持ちで臨めるかが本当に一番じゃないか」。

　突拍子もない言葉にも聞こえるが、そこにはＧＫゆえのもどかしい心情も影響している。「僕自身は点を取れるわけではない」と語った上で「でもＧＫのプレーで流れが変わるっていうのはあることだと思う。死ぬ気でゴールを守りたい」。守護神としての気合がチーム全体に波及することを望んでいる。

　他力本願。１６強入りへの道は険しいが「他の結果を変えるくらいの気持ちを持って戦うのが大前提。すべてを出し切るしかない」。ほとばしる熱気で運命を切り開く。