コロンビア戦でもパワープレーやる!
「ブラジルW杯・C組、日本-コロンビア」(24日、クイアバ)
サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が21日、これまでの2戦で不発に終わった終了間際のパワープレーをコロンビア戦でも行う考えを示した。
身長189センチのDF吉田を前線に上げる最後の一手には、日本協会の原専務理事が前日、「練習もしていない。日本には合っていない」と疑問を投げかけた。この日、指揮官は「残り2分だったり、相手がベタ引きして、スペースを与えてくれないという状況では、その2分間だけやるというのはある」との考えを明かした。
もともと、ザッケローニ監督は、最前線に長身FWを配置することを好む。パワープレーそのものについては「日本サッカーの文化にはない。過去には空中戦に強いメンバーを入れて試したが、ボールは入らなかった」として、決別。FW豊田(鳥栖)、ハーフナー(フィテッセ)といった空中戦に強いタイプは選ばなかった経緯がある。
それでも「適している選手がいるので、最後の数分に限ってはトライすべき」と言い切る。揺らいでいるように映る信念は、試合にどう影響するか。