ザック監督離日 長谷部と内田が見送る
W杯で1次リーグ敗退し、退任を表明した日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が1日、羽田空港発の航空機で出国した。2010年8月の就任から約4年、世界の舞台でサムライブルーを率いてきただけに、「素晴らしい時間を送らせてもらった。日本協会や選手たちといい関係をつくっただけに、とにかく寂しい気持ちだ」と、目を潤ませながら静かに語った。
今後については「日本のようなこれ以上の素晴らしい環境は考えづらい。引退という選択肢もある」と指導者から退く可能性も示唆。当面はイタリアでしばらく休養するという。
空港にはMF長谷部誠(ニュルンベルク)、DF内田篤人(シャルケ)も見送りに駆け付けた。長谷部は「帰るときは教えて欲しいと言っていたので来ました。監督には感謝している」と話した。