大久保キング弾!川崎悲願Vへ逆転星

 「J1、C大阪1-2川崎」(15日、金鳥スタ)

 サッカーのW杯ブラジル大会のために中断したリーグ戦が約2カ月ぶりに再開し、アジア・チャンピオンズリーグによる未消化分2試合を実施した。川崎は日本代表FW大久保嘉人(32)のPKなどで2‐1でC大阪に逆転勝ちした。スイス1部・バーゼルに完全移籍するC大阪のFW柿谷曜一朗(24)はラストマッチを飾れなかった。横浜Mも広島に2‐1で逆転勝ち。リーグ戦は19日に本格的に再スタートする。

 かわいい後輩を“送り出す”一発を決めた。0‐1で迎えた後半15分、FW小林が得たPK。FW大久保は、ゆっくりと助走を始めると相手GKの動きを冷静に見極めて同点弾をぶち込んだ。

 逆転勝利ののろしとなるゴールは、得点ランクトップタイとなる今季9得点目。「再開の最初の試合は難しくなる。勝てたのが良かったですね」と笑顔で振り返った。

 悔しい敗戦となったW杯から戻り、体を一から作り直した。練習後には個人的にフィジカル練習などをこなして体をいじめた。「休みがあると必ず筋肉痛になるから。一度追い込んで、筋肉痛が取れると、状態が戻るからね」。ベテランらしい調整法に、風間監督も「まだトップコンディションではないが、自ら戻してくれた」と称賛する。

 C大阪時代の後輩であるFW柿谷の送別マッチ。柿谷を「特別な後輩ですね」と語る大久保は、海外移籍の決断前には相談もされていた。試合後には花束贈呈の役目も務め「素晴らしいプレーを持っている。海外でデカい選手とやることで、もっともっと技術が磨かれると思う」とエールを送った。

 チームも3位に浮上し、自身の2年連続得点王にも大きく前進。「もっともっと状態は上がってくる。毎試合点を狙っていきたい」と語るエースは、どこまでも頼もしい。

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