アギーレ監督「基本は4‐3‐3」
サッカー日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が11日、羽田空港着の航空機で来日し、都内で就任会見を行った。就任会見に臨んだアギーレ新監督の一問一答は次の通り。
◇ ◇
‐代表チームでは、どういった選手を選んでいきたいか。
「将来性がある選手、代表でのプレーに意欲的な選手、気持ちが強い選手だ。あとは、チームとしてのプレーができるか。個人ではなく、試合に貢献できる選手を選んでいきたいと思う」
‐日本人を指導する上で、言葉の面で大変に思われるが。
「言葉(日本語)ができないのは障害ではないと考えている。サッカーにおいてはボールというのが共通語となるから。大事なのはボール。それを共通語にしてチームを伸ばしていきたい」
‐ブラジルW杯では、なぜ日本代表が勝てなかったと思うか。
「メキシコのテレビ局の仕事で(ブラジルに)行っていたので、日本の試合はもちろん見た。だが、過去についてコメントするのは好きではない。前監督のしたことについて誤解を招きたくはないので差し控えたい」
‐つくっていきたいチーム像とは。
「競い合う、切磋琢磨(せっさたくま)するチーム。対戦相手がどこであれ、競い合って全力で戦える、そんなチームをつくりたいと思う」
‐なぜ日本代表の監督を引き受けたのか。
「日本のオファーは内容が真摯(しんし)だった。また、ロシアW杯を目指して頑張っていくというプロジェクトに関われることも魅力的だった。南アフリカW杯後も、そして今回も声をかけてくれて、自分に対してまじめに考えてくれていると感じた」
‐日本での生活で、チャレンジしてみたいことはあるか。
「プライベートでは旅行が好き。(一緒に来日した)妻も息子も旅行が好きなので、日本ではいろいろな人と触れ合いたい。街に出て交流をしていきたいと思う」
‐現状で考えているフォーメーションなどがあれば。
「システムは試合の展開次第で変化するもの。DFも3人の時があれば、4人、5人の時もある。4‐3‐3、5‐2‐3、3‐5‐2もある。試合の状況に応じてフレキシブルにしたいが、基本のベースは4‐3‐3だと思う。ただ、3‐4‐3にもなったりする。その時の選手の状況や展開に応じてやりたい」