アギーレ明言!強豪でも「勝ちにいく」
「キリンチャレンジカップ、日本-ウルグアイ」(5日、札幌ド)
サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が4日、試合会場の札幌ドームで、就任初戦のウルグアイ戦へ向けた前日会見に出席した。テストの要素が強い親善試合ではあるものの、「勝ちにいきたい」と明言。勝負とテストを両立させる強い自負心をのぞかせた。選手のやる気を重視する手法で、闘志全開で南米の強豪にぶつかっていく。
勝負への強いこだわりを見せた。勝負とテストの両立について問われたアギーレ監督は「それが代表監督の仕事。どこの国の代表監督も選手を試しながら勝利を求めて戦わないといけない。それが私の仕事だと思う」と言い切った。
1日の集合から4日しか準備期間がないことには「関係なく勝ちにいきたい」と、気にとめなかった。「勝つ」、「勝利」など、結果を強く意識した言葉が何度も飛び出した。「結果を約束するタイプではない」と、慎重だったザッケローニ前監督とは対照的などん欲さだ。
ただ、やみくもに勝ちにいくわけではない。「ベストの11人を拾うわけではない。2試合で、できれば全員を見たい」と、チャンスを各選手に与えるつもりでいる。初招集のFW皆川には「お前の泥くささを評価した。出る機会があればそこを出せ!!」と声をかけ、やる気を引き出した。
中継するフジテレビも、監督専門の“アギーレカメラ”を3台前後用意し、動きを追う。指揮官は「最初に残すイメージは大事だと思う。(皆さんを)失望させることはないと思う」と自信をみなぎらせた。注目のアギーレジャパンが、いよいよベールを脱ぐ。