アギーレ日本、豪州戦で最終テスト

 日本サッカー協会は11日、日本代表(国際サッカー連盟=FIFA=ランク44位)が11月14日に豊田スタジアムでホンジュラス代表(同43位)、同18日にヤンマースタジアム長居でオーストラリア(同79位)と国際親善試合を行うと発表した。特にオーストラリア戦は来年1月のアジア・カップ(オーストラリア)前最後の試合で、ハビエル・アギーレ監督(55)はメンバー選考の最終試験と位置づけた。

 オーストラリアは11年に行われた前回大会の決勝を戦った相手で、延長戦の末にFW李(現浦和)の決勝ボレーでザックジャパン初タイトルを勝ち取った。ブラジルW杯最終予選でも同組となったアジア最大のライバルを、協会は最終試験の相手に選んだ。

 今回のマッチメークは、アギーレ監督の意向をくんだ上でのものだった。原専務理事は「アギーレ監督とも相談して、アジアとやっておいた方がいいだろうと。その中で、オーストラリアとタイミングが合った」と経緯を説明した。

 協会を通じて、アギーレ監督は「アジア杯ではホームで戦うということもあり、優勝候補の筆頭に挙げられている良きライバルですが、そのようなチームに勝てることを証明できる試合でもあります」とコメント。対戦成績は日本の7勝8分け7敗と全くの五分で、腕試しとしてはこれ以上ない相手だ。

 また、指揮官は「重要なテストであり、アジア杯に参加する23人の選手がここで決まる」としている。「(年内の)6試合で選手を観察する」と話してきた選考過程の集大成を迎えることになる。

 もう一方のメキシコの南東に位置するホンジュラスは、ブラジルW杯にも出場した中米の雄。9、10月から中南米の相手が続くが、欧州とアフリカは各大陸選手権の予選があり対戦できない、という事情がある。だが、監督が「W杯の経験を積んだ屈強な選手たちがそろっている」と分析する通り、決して弱い相手ではない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

日本代表バックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(日本代表バックナンバー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス