鈴木“ボルト弾”2発!連覇へ好発進

 「アジア大会・サッカー男子、日本4-1クウェート」(14日、仁川)

 男子サッカーの1次リーグが始まり、D組で、2連覇を狙う日本がクウェートに4‐1で快勝した。日本は後半にFW鈴木武蔵(20)=新潟=が2得点。前半にFW大島僚太(21)=川崎=が先制し、DF岩波拓也(20)=神戸=もゴールを奪った。1次リーグはA~Hまでの8組に分けて行われ、各組上位2チームが決勝トーメントに進出する。

 世代のエースが、難敵を一刀両断した。1‐0で迎えた後半5分、CKをDF植田がヘディングで折り返すと、そこに飛び込んだのは鈴木。頭で押し込んで追加点を奪うと、ジャマイカ人の父を持つエースFWは、同国出身の“世界最速の男”ウサイン・ボルトの弓を引くポーズで、己の存在を誇示した。

 同39分にはDF室屋のクロスを右足で流し込んでダメ押し弾。「てぐさん(手倉森監督)になって、点を取れてなかったので良かった」。手倉森ジャパンの立ち上げから、ここまで9試合無得点だった期待のストライカーが本領を発揮した。

 鈴木にとって、ボルトは憧れの存在だ。「父の国の英雄だし、特別な思いはある」。自身も50メートル5秒9の韋駄天。今季、リーグ戦得点後には、ボルトポーズのパフォーマンスを披露していた。

 その姿を見たボルト本人からは「ゴールを決め続けろ!!W杯を目指せ!!目標を失うな!!」とエールを送られた。「久々に(得点)できてよかった。これからも点を取って、やっていきたい」。偉大な記録を打ち立てる英雄と同様、結果にこだわっていく覚悟だ。

 「強く生きてほしい」という両親の願いから『武蔵』と名付けられた快足ストライカー。2連覇へ、まずはスタートダッシュをさく裂させた。

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