柴崎、好機演出も辛口自己評価
「国際親善試合、日本1-0ジャマイカ」(10日、デンカS)
22歳の逸材がアギーレ監督をうならせた。MF柴崎が相手のオウンゴールを誘発し、アギーレジャパン初勝利を呼び込んだ。
前半16分、FW岡崎からMF本田、右サイドの柴崎へとボールがつながった。体勢を崩しながら右足でゴールを狙うと、GKのクリアボールが相手DFに当たり、ゴールラインを割った。
後半には、ゴール前へ飛び込むFW武藤へパスを通し、好機を演出。“新司令塔”らしさも見せた。
しかし、自己評価は辛口だ。「今は信頼されているという実感を得る段階ではない」と表情に緩みはない。
もっとも、指揮官は絶賛した。「ワールドクラス」と断言し「まるで20年プレーしているかのようだ。彼はかなり遠くまでたどり着ける」と、計り知れない可能性まで示唆した。
代表デビュー戦で得点した9月のベネズエラ戦に続き、存在感を放った背番号7。代表2戦目ながら、臆することなく指示を出す姿は貫禄さえ漂っている。