脳震とう香川は異常なし 近くドイツへ

 10日に行われたサッカーの国際親善試合・ジャマイカ戦で負傷し、日本代表を離脱したMF香川真司(25)=ドルトムント=について、新潟市内の病院での精密検査の結果、軽い脳振とうと診断され、異常が見られなかったことが11日、明らかになった。香川は11日朝まで新潟市内の宿舎で過ごした後、新幹線で都内へ移動。数日間は都内で静養し、近日中にドイツへ戻る予定。

 日本代表から離脱した香川だったが、大事には至らなかった。協会関係者によると、試合後に病院へ直行した香川は軽い脳振とうと診断され、精密検査の結果、異常も見つからなかった。

 ジャマイカ戦の前半途中、相手の肘が顎に当たり、口の中を出血。試合後には「頭がクラクラする」と訴えていた。マンチェスター・ユナイテッドに所属していた8月末にも脳振とうを起こし、9月の代表招集を見送られたため、大事を取って離脱が決まった。

 朝まで新潟市内のホテルで過ごした香川は、その後、新幹線で東京へ移動。ジーンズにニット帽というラフな服装で東京駅に降り立った際には周囲が騒然となったが、5~6人の関係者に徹底ガードされ、しっかりとした足取りで改札を通り抜けていった。

 香川の関係者によると、会話もはっきりしており、脳振とうの影響は見られないという。2、3日は都内で静養につとめ、近日中にドイツへ戻る予定で、協会広報も「いつ戻るかはクラブ側と相談して決める」と説明した。ドルトムントは18日にFW大迫勇也が所属するケルンとのアウェー戦を控えているが、香川の出場については合流後に判断される見通しだ。

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