打倒ブラジルへ…武藤が1発狙うゾ

 「国際親善試合、日本-ブラジル」(14日、シンガポール)

 サッカー日本代表は13日、ブラジル戦に向けて試合会場で公式練習を行った。過去の国際Aマッチの対戦成績は日本の2分け8敗だが、FW武藤嘉紀(22)=FC東京=は「決めるところを決められるように」と宣言。初勝利を目指して、少ないチャンスを生かしての一発を狙うと明かした。

 最強軍団が相手でも、一切引くつもりはない。「準備はできている。自信もついてきているし、どれだけ積極的にやって自分の力を出せるか」。武藤の口から、力強い言葉が発せられた。

 夢にまで見た日本代表に入り、ゴールまで決めた9月の合宿を終えて感じたことがある。「選ばれ続けるために努力を続けていくことも必要だけど、自分がしっかりと代表選手の自覚を持つことも大事だと思った」。日の丸をつけて戦う重みを口にした。

 それはブラジル代表に対しても当てはまる。「世界トップクラスの選手たち」としながらも「プレーに見とれるだけではダメ。盗めるものは盗みたいし、一矢報いたい気持ちもある」と言い切る。過去2分け8敗の相手からの初勝利を見据えた。

 ハイレベルな経験が、自らの成長につながることを実感している。「肌で感じて分かる課題もあると思う。(代表に入るようになり)自分のパスの質、シュートの質、自分のプレーの選択も良くなっている」。王国との一戦は大きな経験となるはずだ。

 左FWでの出場が濃厚だが、守備にも尽力するだけに「ネイマール選手とは、守備で対峙(たいじ)する場面もあると思う。そこでも全力でやれれば」とにらむ。すべてをピッチに置いてくる覚悟で王国に立ち向かう。

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