遠藤&今野が代表復帰!若手の助け期待
日本サッカー協会は5日、ホンジュラス(14日、豊田)、オーストラリア(18日、長居)との国際親善試合に臨む日本代表23人を発表した。MF遠藤保仁(34)、今野泰幸(31)=G大阪=が、DF内田篤人(26)=シャルケ=とともに、W杯ブラジル大会以来の復帰を果たした。
ついに帰ってきた。G大阪の遠藤と今野が、W杯以来の代表復帰を果たした。ともにザックジャパンでは主力として活躍したが、アギーレ体制での招集はなし。今野は「正直、びっくりした」と、声を上ずらせた。
2人を選んだ理由について、アギーレ監督は「サッカーで重要なのは質であり、年齢ではない」と断言。「遠藤も今野も経験が豊富で、今季はすばらしいシーズンを過ごしている」と評した。
G大阪はリーグで逆転優勝を狙える2位につけており、8日には広島とのナビスコ杯決勝(埼玉)に臨む。天皇杯も4強入りしており、“三冠”を狙えるのは、2人の力によるところが大きい。
主将の遠藤は今季、リーグで14アシストを記録。代表選出に「初めて一緒にプレーをする選手もいるので、しっかりと確認をして、試合に挑みたい」と意気込んだ。
今野はセンターバックではなく、ボランチとして攻守にわたり貢献。代表については「新しい監督やシステムは時間もかかるし、大変そう」としながらも「目指すべきところ」と言い続けてきただけに、気合は十分だ。
遠藤は代表歴代最多の146試合、今野は7位タイの83試合に出場している。「柴崎や田口といったキャリアをスタートしたばかりの選手の助けになってくれると思う」と指揮官。その背中で日の丸の重みを示す。